世論調査は調査方法と質問内容の公開を義務化できないのか

不毛な議論に費やされる時間は社会的な損害

世論調査の結果が発表されるといつものごとく、政権に批判な人達は支持率が低めに出ている調査を中心にして高めに出ている調査をデタラメというし、逆に政権を支持する人達からは低めに出ている調査は偏向であり、正しくないという。各社の平均を取ったら良いのかと言えば、傾向はわかるかだろうが数値はあてにならない。

各自が自分の主張に都合の良いデータを取るのはある程度やむを得ないにしても、高い・低いを議論する上での情報も無いので「自分が正しい」以外の根拠が無い。あとは互いに罵り合うか仲間だけで固まるかのどちらかでどうにもならないというのが現状であり、この不毛な議論に費やされる時間は社会的な損害ではないかと思う。

世論調査の調査方法と質問内容を公表できないのか

であれば、各社調査票や質問内容の詳細を公表することはできないのだろうか。回答が質問の方法や回答欄の順番によって影響を受けるというのは有名な話であるが、現状ではどのような調査を行っているのかが公表されていないので何がどう影響しているのか検証できない。調査の詳細がわかれば、本来の数値よりどの程度ずれているかを算出したり、意図的な誘導の可能性を指摘したりと、少なくとも議論の土台にはなるのではないか。

業界が動かないのであれば義務化はどうか

いろいろ事情はあるのだろうが、発言力の大きいTVや新聞の世論調査は全てとは言わないが定期的に行われる分については詳細の提出を義務付けて、フォーマットを揃えて総務省あたりのWebサイトで公開するようにしたらいいのに、というのが率直な思いではある。もちろん業界内でルールを決めて行われればそれに越したことはないのだが、期待薄だろうか。