データサイエンティスト・データアナリストはプロダクトを作る時から参加した方がいいのか?

「後で何かやろうと思っているからまずデータを集めている」より良い方法はないか

まずプロダクトを作ってデータを集めておき、データが溜まったら分析を始めようと思っている、という話はよく聞くのだが、それでうまく行ったという話はあまり聞かない。

大体は作ったら作りっぱなしか、検証するにも感でとりあえずやってみるぐらいで結局そのまま残り続けているのではないだろうか。

となれば、先を見越してデータサイエンティスト・データアナリストがそこに参加していたらどうなるのか。最初からプロダクトに参加したことがないので想像というか妄想してみる。

データサイエンティスト・データアナリストはプロダクトが作る時から参加したら状況は改善するのか

データ分析で出来ることの選択肢が増える

「こんな分析ができる」と色々な分析の軸を出したりすることはできそうだ。が、目的も決まっていないのにあれができるこれができるというのは不毛な議論になってしまうので、「このデータや、あんなデータを追加したらこういうサービスができる」とサービスもセットで考えないと話が先に進まないだろう。となると分析だけだとあまり役に立たない。

集めておいた方がいいデータの案を出せる

すぐに分析には使えなくても、あとになってもしかしたらあんなことにも使えるかもしれないからと取得しておくデータについて提案できるかもしれない。

後になって考えるとこれも「今あるデータで何かできないか」で始めるとデータ分析は失敗するという状況になってしまう。

しかしこれも将来その企業やプロダクトがどういう方向に進もうとしているのかを踏まえてなので結局どういったサービスを作るのかの話になるし、先々のことをいくら想像したところで実際にやってみないとわからないことだらけであまりあてにならない。まさにこの記事のように。

データを元に改善する文化が育てられるかもしれない

プロダクトをまず作る時にデータの裏付けを取りながら改善していくのではなく、経営者やディレクターの感だけで作っていると、ひとまず作ったあともそのやり方が続く。

計測と改善の文化はプロダクトの中に最初から埋め込んでおかないで後から追加するのはなかなかに難しいのでこの点は貢献できるかもしれないのだが、これも特にデータサイエンティストがやる話なのか?という疑問は残る。

企画のための意思決定の質をあげられるかもしれない

プロダクトの競合調査、UX/UIといった「データ分析」であればもちろん活動の場はあるだろう。ただこれは「アナリスト」の仕事だが世の中でいうデータサイエンティスト・データアナリストとはまた違うので別枠にしておこう。

足りないのは「データ分析ができるマーケターかエンジニア」かもしれない

こう考えてみると、プロダクトを作る際に足りないのは「データ分析ができるマーケター」か「データ分析ができるエンジニア」なのかもしれない。あるいはグロースハッカーか。

というわけで、「データサイエンティスト・データアナリストはプロダクトを作る時から参加した方がいいのか?」については「分析についてはいてもあまり役に立たない」ということになりそうだが、どうだろうか。