グロースハックと既存のマーケティングの違いは何か

2018年10月14日

グロースハックと既存のマーケティングの違いは「やり方」

グロースハックの8つの役割とはの最後に、「既存のマーケティングの範疇を出るものではなく、これだけでは新しい名前を付ける意味があまりない。」と書いたが、ではその違いとは何か。

結論を言うと、違うのは「やり方」だ。具体的には

  • 小さな施策を数多く行い、計測と改善を継続的に行う
  • 定性的定量的問わずデータ分析を中心とする
  • 組織を横断して活動する

の3つということになる。

違う点1・小さな施策を数多く行い、計測と改善を継続的に行う

テレビに広告をドカーンと打って人を集めるが今までのマーケティングなら、グロースハックは色々なメディアに小さな施策を数多く行い、計測と改善を継続的に行う。

既存のマーケティングとグロースハックの最大の違いは何かと問われたら、この点ではないだろうか。

ということは、「失敗を繰り返す」ことが許されない企業ではグロースハックの導入は厳しいものになることは簡単に想像できる。

違う点2・定性的定量的問わずデータ分析を中心とする

今までは担当者の感と経験と度胸のみで決められていることが多かったが、グロースハックでは定量的定性的問わずデータ分析を中心に意思決定を行うことも大きな違いだ。

これはデジタル化の進行でより大量かつ多種類なデータが取得でき、かつそれらを処理できるようになった技術的進歩の結果であり、マーケティングと呼ばれるものはデータ分析を中心にすることが当然のことになっていくはずだが、それはまだ当分先の話。

違う点3・組織を横断して活動する

マーケティング部が企画を作り、運営部が企画に沿って運営する、と組織が分断するのではなく、グロースハックは組織を横断して企画も運営もエンジニアも一つのまとまりとして考える。

チームであればお互いの知見が生かせることももちろんだが、コミュニケーションが円滑になることで施策の実行や修正が素早くなったり、勝手に決められたことをやるだけといったモチベーションの低下も防げるはずだ。

まとめ

グロースハックと既存のマーケティングをまとめるとこうなる。

これらはお互いに全くその要素がないというわけではない。

今までのマーケティングがまったくデータを見ていないわけでもないし、グロースハックと言えどもデータ分析とは「感と経験と度胸」であるが、どちらにより軸足を置くかに大きな違いがある。

なのでグロースハックも新しい概念と言うわけでもなく、やり方を変えたことが大きな違いであるということだ。

では、データサイエンティストとデータアナリストとグロースハッカーの違いは?

さて、グロースハックを行う人をグロースハッカーと呼ぶが、今度はデータサイエンティストとデータアナリストとどう違うのか、というのが気になってくる。

料理人に例えてざっくり書くと

  • データサイエンティストは専門店の料理人
  • データアナリストは居酒屋の料理人
  • グロースハッカーは小さな個人経営のオーナーシェフ

といったところになる。詳細はまた次回にて。