LookerはGoogleAnalyticsの再来となるのか

LookerはGoogleAnalyticsの再来となるのか

Lookerは自分では使っていないがこのところ名前を聞く機会が増えていて気になっていた。そんなとき昨晩こんなニュースが飛び込んできた。
グーグル、ビッグデータ分析企業ルッカーを26億ドルで買収

GoogleAnalytics登場のインパクトを思い出す

この話を聞いて、2005年にUrchinが買収されてGoogleAnalyticsになり無料で提供されたことで爆発が広がったことと同時に競合がまさに壊滅したのを思い出した。

現在アクセス解析ツールといえばGoogleAnalyticsとAbobeAnalyticsぐらいしか名前を聞かないが、当時はまだ国産含めて多くのアクセス解析ツールが存在していたのだ。国産ツールでもそれなりの値段だったはずだが、導入が簡単で機能もほとんど同じ、しかも無料のGoogleAnalyticsが出た時のインパクトは大きかった。

詳細なデータが見当たらないので時期はあいまいだが、3年もせずにGoogleAnalyticsが市場を独占していた記憶がある。

googleはどう動くのか

となると、googleがGoogleAnalyticsの再来を狙っているのではないかと想像したくなる。

一番気になるのは料金だ。現在に比べてもかなりの低価格での提供するだろう。Lookerをきっかけにgooglecloudの導入につなげ、最後はすべてのデータをgooglecloudにという目的を考えると、あるいは無料での提供もあり得るのではないか。

また、データがあればデータで出来ることの自動化がますます進むだろう。Lookerの中にAutoMLを使った予測分析が非常に簡単にできるコンポーネントも増えそうだ。例えば日別の売上グラフを作ったらそのまま将来予測まで追加されるようなイメージだ。

競合はどうするのか

競合BIツールにとっては大激震だろう。特にgooglecloudがすでに導入されている企業であればシェアを一気に奪い取られる危険もある。何しろデータソースを握れていないのだからつらい。

TablaeuあたりがAmazonと同じようなタッグを組んでもおかしくないし、そうしないと生き残れないかもしれない。BIツールだけだと差別化は難しい。

GoogleAnalyticsの時と同じように数年でBIツールの大半が淘汰される、という最悪の展開も現実味がありそうだ。

分析者にも影響が出始めそう

AutoMLにLookerも加わり、さらに簡単な予測ぐらいならすぐ取り込まれるだろう。すると中途半端なことをしている機械学習エンジニア、データサイエンティスト、BIツールの利用者にデータアナリストは大変だ。

言い換えればツールでは賄えない専門知識、データにならない部分への洞察、豊富なドメイン知識によるデータの収集や前処理といった分野により注力していかないとすぐにオペレーターレベルまで落ち込むことになる。

普段あまりニュースには反応しないのだけど

何だか気になったので思いついたことを書きなぐってみた。引き続き目が離せない。