書評・感想『これからのデータサイエンスビジネス』

なぜか見つからなかったので1週間遅れて購入

以前からブログや記事を拝見している松本健太郎さん(@matsuken0716)とマスクド・アナライズさん(@maskedanl)お2人の共著。

全体的に文章はいたって真面目で普段読んでいるのとは違うテイスト。イラストもいつものいらすとやではないので著者を知らないで読んだら2人だとは気づかないかも?

データサイエンスの全般を見通せる

内容はデータサイエンスに関する話題を分析だけでなく全般的に扱っている。なので分析そのものは軽く触れている程度。

以前から考え方というか方向性が自分と似ているのかなとは思っていて、同じテーマで書いたら結構似た構成になる気がする。なのでこのブログのスタイルが好みだと思ってくれている人には合いそう。

ただ150ページぐらいでイラストも多めなので薄く広くになっている感はあり、「エンジニアの視点」や「サイエンス手法」はばっさり削ってその前後を厚めでも良かったのでは、とは感じた。

読んだら活用できそうな人

まだデータサイエンス(分析でもそれを使ったビジネスでも)関わったことが無い人が読んでも頭に入らないと思われるが、知っておくと良いこともあるのでさらっと目を通しておくぐらいがいいかも。

少し関わったことがあるけれどもうまくいかなかったり、もっと広い視野から全体像を見てみたいと思った人には最適だろう。もちろん年齢が若いとか現場の人に限らない。むしろ経営者やマネージャーが読んだ方がいい。

ビジネス全般の視点で書かれた書籍は貴重

相変わらず分析手法やプログラミングの書籍が大勢を占める中でデータサイエンスのビジネス全般の視点で書かれた書籍は少ないので一社に一冊置いておくのもよいだろう。

なお、この本を読んでもAIの明るい未来が見えなかったのは自分の読み方が悪かったのか、あるいは自分の思考がすっかりひねくれてしまっているせいなのかは謎だ。