データサイエンティスト・データアナリストの理想と現実
(アナリストとしての)データサイエンティスト・データアナリストの理想と現実
特にデータサイエンティストが顕著だが、巷で喧伝されている姿と実態に大分乖離があるので、アナリストの理想と現実について一覧にまとめた。
理想 | 現実 | |
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収入 | 高収入。1,000万円を超えるのはあたりまえ | 一般のマーケターとさほど変わらない。知識を得るコストに見合ったリターンが得られることは少ない |
仕事内容 | 高度な知的生産活動 | 集計とパワポと政治活動 |
キャリア | データ分析のプロフェッショナルとして確立。データ分析担当幹部への出世やコンサルタントとしての独立も | 今後どうなるか誰にもわからない。過去にデータ分析出身者で出世した人はまず見当たらない |
分析の使われ方 | 分析が意思決定に寄与し、経営に大きなインパクトを与える | 「何をいっているかわからない」と無視される |
世間からの見え方 | 高度な知的労働者として尊敬を集める | 何をしているかよくわからないうさんくさい人 |
求人 | 大量に不足しており引く手あまた | 需要がそもそもないので求人も少ない |
実際のところは?
あえて両極端な場合を書いているが、もちろん現実にはどちらか一方ばかりというわけではない。企業によって大分違うが、全体的に見れば理想:現実=1:9か2:8あたりではないだろうか。

今後は?
データサイエンティスト・データアナリストであることは現在だけでなく将来においてもハイリスク・ローリターンにもまとめているが、やはりこのままでは先行きは暗く、ごく一部の企業による需要のみで全体の底上げにならずに細々と続くということになる。どうするべきか模索はしているが、まだ答えはみつかっていない。