データ分析を始める時に必要なのはデータサイエンティストのような専門家ではなく「アナリティクスディレクター」である
以前データ分析組織に必要なのはデータサイエンティストではなくデータ分析プロセスをマネジメントする人というのを書いたが、その後の学びや「アナリティクスディレクター」を名付けたこ ...
書評・感想『競争優位の情報戦略 公開情報でここまで読めるライバルの経営戦略』
戦略的な情報・データ分析に関する書籍は非常に少ない上にほぼ翻訳本であるということは、やはり日本で戦略的な情報・データ分析の需要がいかに少ないかということである。そんな中、なかな ...
日本のデータ分析における最大のボトルネックは「採用する企業側の致命的なデータ分析リテラシーの低さ」である
もちろん社内にデータ分析の文化を作るのに一番良いのは「社長が自らの意思決定にデータ分析を活用すること」なのだけど、いままでその文化が無かった個人にいきな ...
データ分析関連の求人情報の募集要項がめちゃくちゃなので最低限これだけは書いてほしいこと
データサイエンティスト・データアナリストの求人情報を読む際に注意することでは、「データサイエンティスト・データアナリスト」とあるけれども企業によってだいぶ内容が違うし、そもそも的外れなことも書いてあ ...
情報・データの分析解明には時間的制約(つまり納期)が非情なまでにつきまとう
戦場での情報の分析解明は、研究室の学問的研究と異なって、いつまでに判断をして答えを出せという時間的制約が、非情なまでにつきまとう。
『大本営参謀の情報戦記』 P4
ビ ...
いくら正しいことを言っても受け入れられない理由を相手の立場でも考えてみる
歴史を紐解けば、部下や家臣からの情報や提言を受け入れずに失敗したりする話は本当によく出てくる。それは後になって振り返ってみると部下が正しく、受け入れていればそんな失敗はしなか ...
データサイエンティスト・データアナリストの仕事はあくまでも「分析すること」であり、それ以外は「アナリティクスディレクター」の役割である
データサイエンティスト・データアナリストとは何かの議論をしたり求人情報を見ると、「分析」以外のことが必ず付いて回る。「前処理」や「収集」はともかく「コンサルティング」「企画の提案」「インフラの ...
完璧な情報・データが集まることはなく、そこをどう埋めるかが分析者の最重要な仕事だ
古今東西の戦争の例を見ても、相手の意中を知る情報を百パーセント集めて、左団扇で戦いを進めた例は皆無である。これが戦争というものであって、実際の戦場では知りたい情報の半分にも満たない情報で、敵の意中もわ ...
情報リテラシーの第一歩は「全ての情報は発信者の意図が含まれている」ことを理解することから
ある新聞には、人びとは情報の氾濫のため、ある余る情報の中に埋没して悲鳴をあげているとも書かれていた。
(中略)
しかしそういう情報は、相手の方から教えたい情報であり ...
ツールを導入しただけで無駄になるのは、ツールの役割を勘違いしているからだ
ツールを導入するもののきちんと使いこなしているという話はあまり聞こえてこない。大体は「いろいろ入っているがあまり使えていない」だ。毎月何十万、何百万という料金がかかっているに ...