データ分析とインテリジェンス

示唆とは一体何か

「示唆をだす」とはよく言うけれど、それっていったいなんだろう

「示唆」は自分でも昔はよく使っていたが、なんだかわからなくなってきたのでここ最近は使うのを止めている。

ただ、自分が使わなくても「示唆を出すことを期待している」と言われることも度々あり、その度に「一体何を求められているのだろうか」と悩む。

よくわからないので、示唆についてとりあえず思うところを書いてみる。

「示唆」を別の言葉で置き換える

データを使ったアウトプットには「データ」「インテリジェンス」「提案」の3つがあると考えられる。と、ここまで書いて気づいたのだが「データ」「インテリジェンス」「提案」を説明していなかった。

「データ」とは観測した事実や事象そのもの、「提案」は具体性を伴った企画、 「インテリジェンス」については「意思決定のために必要な情報」とは「特定の意思決定のために洞察して得られた予測」であるで説明しているが「特定の意思決定のために洞察して得られた予測」のことだ。詳しくは別に書くとして、今回の記事を読むにはざっくりこれぐらいの違いがあることを知っておいてもらえばいい。

これを踏まえて「示唆」がそのうちのどこに当てはまるのかを考えてみよう。

示唆とは「データ」なのか

これは明確に違う。事実や観測だけでなく自分の意見や見解が含まれており、明らかにデータから逸脱している。

示唆とは「インテリジェンス」なのか

データではないからインテリジェンスなのかというとそうでもないらしい。意思決定者が知りたい特定の問題に対して答えているのではなく、手元にあるデータから見つけたことに対して何か言っているように見える。

示唆とは「提案」なのか

「〇〇をすべき」という提案だろうか。いや、そこまで具体的な企画案まで踏み込むわけでもない。実現性のある提案なら示唆とは言わずに提案と言うだろう。

やっぱりなんだかわからない

こう比べてみると「示唆」という言葉は曖昧で、何を目的にしているかわからなくなってくる。

「示唆が欲しい」と言われた時は「データ」「インテリジェンス」「提案」のどれを指しているのか詳しく聞いてみることにしている。その場合は「提案」が欲しいと返ってくることが多い。つまり「データから言えること」が欲しいのではなく「次にどうしたらいいのか」を求めているということだ。

だとすると「示唆」というのは本当はニーズに合っていないのではないか、という気もしてくる。

「示唆を出す」と言った時に、上記の3分類でなくともいいのでどういったことを想定しているのか教えてほしい。多分みんな違うこと言うのだろうなぁ。

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